プロフィール

社会保険労務士の金澤博之と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。

千葉北西部に居住です。海が割合近いですが(泳げません)、居住場所はかなりの田舎です(駅に行くまで30分以上かかります)。

 

当サイトは、平成26年から実施しています(資格専門学校等とは一切関係ございません。似た姓の講師もおられるようなので、ご注意下さい)。

 

冒頭で若干申しあげましたが、筆者は、学生時代(から卒業後しばらく)、旧司法試験を受験していました。

昭和63年に早稲田大学法学部を卒業後も、アルバイトをしながら勉強していましたが、短答式試験に一度合格しただけで、数年後には勉強を(いったん)断念しました。

 

その後、友人の紹介により、映画興行関係のサラリーマンになり、その関係で労働保険の年度更新等の社会保険等に関する事務も取り扱うこととなり(人事から接客・営業まですべてやる必要がある仕事だったのです)、社会保険関係の知識不足を感じて、本屋に書籍を探しに行ったりしました。

当時、すでに社労士の受験参考書が発売されており(その頃のあるスクールのテキストは、1冊本ではなく、2冊本として分冊化されて販売されていました(もっとも、最近は、再び2冊本になったようですが))、とりあえず購入して読んだのですが、あまりにも細かく、とても記憶ができずにほっぽり投げてしまったことを覚えています。

なお、いったんは法律の勉強を止めていたのですが、仕事に慣れた後は、趣味で法律書を読んでいました(刑法とか、憲法の理論面の進展の様子を眺めていたりしました)。

 

この当時、父が脳卒中で倒れ(1箇月意識のない重症でした)、その後、現在まで母と筆者が在宅介護を続けています。もうかれこれ、20年近くになります(追記:平成28年7月に永眠致しました)。

 

そうこうしているうち、サラリーマンを10数年やり、諸事情から退職することとしました。

退職後は、福祉の仕事に就くことにしました(父の介護を通じ、自分の性格が高齢者介護サービスに向いていると感じていたこと、自宅から通勤できるため、在宅介護と両立できることなどが理由でした)。

ヘルパーの資格を取り、介護施設に就職したのですが、就職時の健康診断の際に脊柱管狭窄症があると診断されていたところ、案の定、勤務開始から2週間くらいで腰が悲鳴をあげ初め、ついには靴下をはくこともできなくなり、結局、わずか半年で退職するという情けない結果になりました。今でも残念でなりません。

 

これが平成16年の春でした。これからどうしようか途方に暮れていたのですが、何かのタイミングで、サラリーマン時代に買った2冊本(ほっぽり投げましたが、ゴミ箱には放っていなかったのです)を再び手に取ったのが社労士への途の始まりでした。

さすがに2冊本は古過ぎたので、新しい1冊本に買い替え、さっそく勉強し出しました。当時は、勉強とアルバイトと在宅介護の毎日でした。これが平成17年の春頃でした。

 

しかし、平成17年の冬に、今度は心臓が悲鳴をあげました。狭心症になってしまったのです(狭心症といっても、2タイプあり、通常は血管が詰まるタイプなのですが、筆者の場合、血管がけいれんするタイプ(専門用語では冠攣縮性狭心症というそうです)でした)。この痙攣するタイプの狭心症は、患者によって症状が軽度から重度まで色々なパターンがあり、筆者は運悪く、状態がかなり悪かったのです(冠攣縮性狭心症は、いわゆる突然死の原因の1つにもなります)。カテーテル検査などの怖い検査等も受けました。

しかし、これも、そもそもは筆者が長年タバコを吸っていたのが主原因と思われ(かなりのヘビースモーカーでした)、とどのつまりは自業自得でした。

とはいえ、高齢の母に寝たきりの父をまかせてあの世に行ってしまうわけにも行かず、タバコも完全に止め、療養生活に入りました。

発病から3年くらいは、状態がかなり悪く、始終ニトログリセリンを持ち歩いていました(今も持ち歩きをしていますが)。

アルバイトもできなくなり、社労士の勉強も手に付かず(冠攣縮性の狭心症の場合、あまり細かい神経を使うような作業は心臓に良くないのです)、結局、在宅介護が仕事になってしまいました・・・

(心臓のお話なら、何ページも書けるのですが、医療サイトにするつもりはありませんので、ここら辺で社労士のお話に戻ります。)

 

タバコを止め、生活を節制し、全くやっていなかった運動(といっても、軽い体操です)も行い、もちろん医者にもらった薬も飲んで、発症から3年位して、頻繁に発作が起きるようなことが少なくなってきました(もっとも、完治する病気ではなく、今でもまずい発作が起こることがあります)。

そして、何かのときに、ほっぽり出していた社労士の古くなった1冊本を眺めることがあったのです。

病気の性格上、もう資格試験を受験することもないだろうと本箱の隅の方でほこりまみれになっていた本だったのですが(実際、平成17年ごろに勉強していたその他の社労士の本などは全て捨てていました)。

 

社労士受験を再開することを決意し、もう一度勉強をすることにしました。1年位勉強して、平成21年度に、初めて社労士試験を受験しました。この頃は、また勉強できるようになったのが嬉しくて、夢中で勉強していました(ただ、やはり心臓にはあまりよろしくはなかったです)。

この平成21年度は、選択式が33点(合格点は25点)、択一式が54点(合格点は44点)という結果でした。しかし、「労基法+安衛法」の選択式が1点しか取れず、受験直後から不合格を覚悟していました(「労基法+安衛法」の選択式は、基準点が2点に下がりましたが、1点足りませんでした)。

この初めての受験によって、択一式は合格レベルまで上がってきているという希望も感じられましたが、反面、選択式の怖さを身をもって知ることになりました。労基法も安衛法もテキストのどこかに記載されていたことまでは思い出せたのですが、正確な知識を思い出すことができず、しっかり記憶する学習をしないと、また選択式で落とされるという不安が大きかったです。

 

その後は、常に選択式を意識する勉強をすることにしました。

結局、翌平成22年度の試験に合格しました。選択式が36点(合格点は23点)、択一式は62点(同48点)であり、基準点を下回った科目もありませんでした。

 

社労士試験の受験勉強をしている当時から、合格したら、自分の学んできた法律学習のすべてを提供することが目標でした。法律の効果的な学習のための色々なアイデアが長年にわたり集積していましたので、これをうまく整理して受験生の方に読んで頂き、合格にいくばくかでもお力になれればと考えております。

 

その後、行政書士試験を受験しましたが(これは、社労士試験の対象科目以外の法律知識を復習する意味で受験し、高得点で合格しました)、主として社労士試験用のテキストの作成に時間を費やしてきました。

約4年間かかって、「法律科目の学習のあり方」と「社労士試験に合格するための様々なメソッド」を網羅するテキストがようやく出来上がることになり、公開することとしました。

何より会員の方が合格されることを最優先にして努力して参りますので、よろしくお願い申し上げます。

 

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