令和5年度 安衛法

令和5年度の労働安全衛生法の本試験問題の択一式のインデックスを掲載します。

 

リンク先に本試験問題及びその解説を掲載しています。

 

なお、選択式については、労基法のこちら以下で掲載しています。

 

 

 

択一式

○【問8】= 特定機械等に関する問題:

 

【令和5年問8】

 

設問:

労働安全衛生法第37条第1項の「牡定機械等」(特に危険な作業を必要とする機械等であって、これを製造しようとする者はあらかじめ都道府県労働局長の許可を受けなければならないもの)として、労働安全衛生法施行令に掲げられていないのはどれか。ただし、いずれも本邦の地域内で使用されないことが明らかな場合を除くものとする。

 

A「ボイラー(小型ボイラー並びに船舶安全法の適用を受ける船舶に用いられるもの及び電気事業法(昭和39年法律第170号)の適用を受けるものを除く。)」

 

B「つり上げ荷重が3トン以上(スタツカー式クレーンにあつては、1トン以上)のクレーン」

 

C「つり上げ荷重が3トン以上の移動式クレーン」

 

D「積載荷重(エレベーター(簡易リフト及び建設用リフトを除く。以下同じ。)、簡易リフト又は建設用リフトの構造及び材料に応じて、これらの搬器に入又は荷をのせて上昇させることができる最大の荷重をいう。以下同じ。)が1トン以上のエレベーター」

 

E「機体重量が3トン以上の車両系建設機械」

 

 

 

○【問9】= 規則に関する問題:

 

【令和5年問9】

 

設問:

労働安全衛生法の対象となる作業・業務について、同法に基づく規則に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

 

A 金属をアーク溶接する作業には、特定化学物質障害予防規則の適用がある。

 

B 自然換気が不十分な場所におけるはんだ付けの業務には、鉛中毒予防規則の適用がある。

 

C 重量の5パーセントを超えるトルエンを含む塗料を用いて行う塗装の業務には、有機溶剤中毒予防規則の適用がある。

 

D 潜水業務(潜水器を用い、かつ、空気圧縮機若しくは手押しポンプによる送気又はボンベからの給気を受けて、水中において行う業務をいう。)には、酸素欠乏症等防止規則の適用がある。

 

E フォークリフトを用いて行う作業には、労働安全衛生規則の適用がある。

 

 

 

○【問10】= 健康診断に関する問題:

 

▶ 労働安全衛生法の健康診断に係る規定に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

 

【令和5年問10A】

(事業者は、労働安全衛生法第66条第1項の規定による健康診断の結果(当該健康診断の項目に異常の所見があると診断された労働者に係るものに限る。)に基づき、当該労働者の健康を保持するために必要な措置について、厚生労働省令で定めるところにより、医師又は歯科医師の意見を聴かなければならない。) 

 

【令和5年問10B】

(事業者は、常時使用する労働者雇い入れるときは、当該労働者に対し、所定の項目について医師による健康診断を行わなければならないが、医師による健康診断を受けた後、6月を経過しない者を雇い入れる場合において、その者が当該健康診断の結果を証明する書面を提出したときは、当該健康診断の項目に相当する項目については、この限りでない。) 

 

【令和5年問10C】

(事業者(常時100人以上の労働者を使用する事業者に限る。)は、労働安全衛生規則第44条の定期健康診断又は同規則第45条の特定業務従事者の健康診断(定期のものに限る。)を行ったときは、遅滞なく、所定の様式の定期健康診断結果報告書を所轄労働基準監督署長に提出しなければならない。)

 

【令和5年問10D】

(事業者は、労働安全衛生規則第44条の定期健康診断を受けた労働者に対し、遅滞なく、当該健康診断の結果(当該健康診断の項目に異常の所見があると診断された労働者に係るものに限る。)を通知しなければならない。) 

 

【令和5年問10E】

(労働者は、労働安全衛生法の規定により事業者が行う健康診断を受けなければならない。ただし、事業者の指定した医師又は歯科医師が行う健康診断を受けることを希望しない場合において、その旨を明らかにする書面を事業者に提出したときは、この限りでない。)   

 

 

 

選択式

労基法のこちら以下で掲載しています。

 

 

 

総評

選択式については、「重量表示」(安衛法第35条)と「病者の就業禁止」(同法第68条)からの出題であり、それほど難しくはなかったです。

 

択一式についても、【問8(こちら)】は、かなり解きやすい問題であり、【問9(こちら)】を正解することは難しかったですが、【問10(こちら)】も比較的取り組みやすい内容であり、通常の学習によって2問を正解することが可能でした。

 

労基法・安衛法の選択式については、労基法で2点しか確保できない場合に、安衛法で1点確保できるかが鍵になります。

従って、安衛法の選択式対策は重視する必要があり、テキストのキーワード・数字を記憶する必要があります。

択一式についても、最低でも1点は確保できるように、出題頻度が多い安全衛生管理体制・健康診断などを中心に、当サイトを始めとする基本テキストを十分読み込んで頂く必要があります。